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こんにちは‼オフサイドお父さんです!
子供がサッカーをやっていて、よく『トレセン』という言葉を耳にするかと思います。サッカー未経験の方は、『トレセン』と聞いてもピンと来ないかと思います。
上手い子の集まり?
選ばれるとプロになれる?
誰でも受けれるの?などなど…
私は息子2人をJ下部組織に入団させた経験を持ち、現在では長男は高校サッカー、次男はJ下部組織のジュニアユースに所属しています。私も息子たちのサッカー育成を経験して様々な失敗を経験してきました。
そして沢山遠回りをしてきました…
そこで今回は子供がサッカーをやっている保護者の方なら、一度は聞いたことがある『トレセン』について分かりやすく解説していきたいと思います。
今から子供がサッカーを始めるという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【サッカー未経験の保護者必見‼】子供のサッカーチームの選び方(ジュニア)

正直周りの保護者は盛り上がってるけど、私にはさっぱり分かりません…

大丈夫です!今回も分かりやすく『トレセン』について解説していきますね‼
今回の記事を読むと、こんな事が分かります。
- トレセンとは?
- トレセンの流れ
- トレセンの参加方法
- トレセンに選ばれる選考基準
トレセンとは?
まずトレセンとは?この問いにお答えすると。
トレセン制度:ナショナルトレーニングセンター制度と言い。
日本サッカー協会が設立した育成制度で、「日本サッカーの強化、発展のため、将来日本代表選手となる優秀な素材を発掘し、良い環境、良い指導を与えること」を目指しています。

サッカーはチームスポーツですが、トレセンは完全に『個』の育成に特化しています。
日本サッカーが世界で戦うために『個』の質を高める必要があり、自チームでは力を持て余している子や、ぬるま湯に浸かっている子に悪い習慣をつけないという目的もあります。
トレセンに参加する子供というのは高いレベルの子供同士で、フィジカルも技術も『個』としてさらに上のレベルを目指すために集められます。
もっと簡単に説明すると日本代表をピラミッドの頂点として、より優秀な子を発掘して育て上げていくというシステムです。
出典:トレセン概要 | 選手育成| JFA | 日本サッカー協会
こちらのサッカー協会の資料を見れば分かりますが、男女どちらも地区トレセンから始まります。
数字の前にUが付いていますが、これは英語のアンダー(under)を意味していて、例えばU-12なら12歳以下の世代という意味です。
年代ごとにカテゴリーが分かれていますが、本格的に日本代表という位置に行くのはU-15からになります。
それでは次はトレセンの流れについて解説していきます。
子供のカラダ作りについてはこちらの記事もオススメです‼
【子供の体によくない?】プロテインはサッカー少年に必要か?合わせてオススメの味も紹介します
トレセンの流れ
トレセンの目的は分かったけど、いきなり日本代表になる子を発掘と言われても…

正直イメージがまったく出来ないです…

大丈夫です!今からトレセンの具体的な流れを解説していきますね‼
まずトレセンと言っても段階があります。いきなりナショナルトレセンや日本代表に行くわけではありません。
ジュニアサッカーをやっている子供、小4~6年生年代の子供たちからトレセンに係わりが出てくると思います。
こちらのカテゴリーは先ほど説明したU-12世代になります。
この世代の子供たちからトレセンに係わり出して、どのような流れで進んでいくのかを解説していきます。
地区トレセン
地区トレセンがトレセンというシステムのスタートになります。
地区トレセンは、市や区、ブロックなどの規模で活動するトレセンです。
近隣の地域内のチームから選手を集めて練習や別地区との交流戦などを行います。

地区にチームが多い地域は、地区トレセンも複数のチームに分かれたりもします。
近隣のチームや同じチームから選出されることも多く、顔見知りや普段から試合を行っている選手と一緒になることも多いです。
この地区トレセンから推薦や次のカテゴリーのコーチの目に留まった子が、次のカテゴリーに挑戦することが出来ます。
都道府県トレセン
地区トレセンの次のカテゴリーは都道府県トレセンです。
通称『県トレ』と言われるカテゴリーです。
都道府県トレセンは、都道府県単位で行われるトレセン活動です。
基本的には地区トレセンに参加した選手がセレクションに参加して、合格者が選ばれる狭き門です。
稀に地区トレセンやチームからの推薦で選ばれる子もいます。
県トレになるともちろん県の代表ですから、参加する選手も県内で有名な子や目立つ子が多いです。

個々の能力も高いので、子供たち同士も刺激しあいながら成長していきますし、指導者の方もしっかりとライセンスを持った方が指導していきます。
この県トレの中から選ばれた精鋭が、次の地域トレセンに参加します。
※私の子供たちは、県トレセンまで参加しています。
地域トレセン
都道府県トレセンに参加している子でセレクションを行い、地域トレセンに参加する子を選出していきます。
地域トレセンは、9地域(北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州)単位で行われるトレセン活動です。

地域トレセンレベルの子になると、『個』で状況を打開できる選手や、吐出した武器を持っている子が多いです。
選ばれる人数も県から、1~3人くらいでしょう。
さらに地域の精鋭たちの中から選ばれた子たちが、ナショナルトレセンに進みます。
ナショナルトレセン
ナショナルトレセンはその世代のトップクラスの選手たちの集団です。
トレセンの最終的な目標としてココを目指す子も多いと思います。
ナショナルトレセンの目的は以下のようになります。
「トレセン制度」の中核を形成する「ナショナルトレセン」は、各地域から選抜された選手たちにより良いトレーニング環境を与える強化育成の場であるとともに、指導者のレベルアップの場でもあります。
出典:トレセン概要 | 選手育成| JFA | 日本サッカー協会
1996年度より情報発信・共有化の機能を高めるために大会形式から研修会形式に変更し、「世界」を基準に抽出された「日本サッカーの課題」から各年代に応じたテーマを設定し、その課題を克服するためのトレーニングやレクチャーを行っています。
また、各地域トレセン指導スタッフや、並行開催される指導者講習会に参加する指導者の方々へ、テーマ・トレーニングキーファクターを明確に示すことにより、各地域・各都道府県トレセンの選手たち、グラスルーツのチームの選手たちにも情報・知識が伝達されていきます。「ナショナルトレセン」を発信源として、強化・育成のベースが構築されているのです。
このようにナショナルトレセンをピラミッドの頂点として、そこから育成年代への指導方針や情報というのが流れてきます。
分かりやすく言うと、日本サッカー育成を司る脳という事です。
ここに選ばれるのは地域トレセンから1~2名もしくは0という事もあります。
それだけ狭き門だという事です。
トレセンの参加方法
ここからはトレセンの参加方法について解説していきます。
基本的には地区トレセンからのスタートになります、これは参加される地区にもよりますが所属チームからの推薦になります。
そして推薦できる人数にもチームごとで枠があったりします。

「こっちのチームは2人なの?」
「こっちのチームは8人なの?」
なんて偏りがあったりしますが、これは派遣できるコーチの数で決まることが多いからです。
地区トレセンはその地区のチームのコーチなどが兼任することが普通で、多くコーチを派遣してくれるチームは枠が多くなります。
※参加の地区で異なります

えっ!誰でも地区トレセンに参加できるわけじゃないの?

地区にもよりますが、基本的にはチームからの推薦になります…
選ばれなかったからと、落ち込むことはありません。
地区トレセンは頻繁に入れ替えがあるので、まずは自分のチームでしっかりアピールしてトレセンに参加したいという意志も伝えましょう‼
あまりグイグイ行くと煙たがられるので、そっと伝えましょう…
稀に地区トレセン側から呼ばれることもあるそうですから、日々コツコツと努力しましょう‼
トレセンに選ばれる子の基準
地区トレセンに参加できたとして、どんな子が次のカテゴリーに選ばれて行くのでしょうか?
正直、選ぶ側の基準になるので『こうすれば受かる‼』というような必勝法は無いです。
ですがトレセンのコーチをされている方にリスニングした結果、注意して見ている部分はあるそうです。
今回はトレセンコーチがどんな事を意識して見ているのかお伝えしたいと思います。
あくまで『その方の基準になります』
ではどんな事を意識して見ているかというと、『やっちゃダメな事をやらない選手』だそうです。

えっ?どーゆー事ですか?

大丈夫です、簡単に説明しますね‼
サッカーはチームプレーと言っても、ボールを持った選手が全ての決定権を持つスポーツです。
ドリブルするのか?シュートするのか?パスするのか?
これはボールを持っていない状態でも変わりません。
味方をカバーするのか?スペースに走るのか?など…
このように瞬時に判断を迫られるスポーツがサッカーです。
この中で『やっちゃダメな事をやらない』というのが大切になってきます。
例①
DFが雨の日にGKにバックパスをする。
↓
雨でボールが止まる
↓
相手に詰められて失点する
例②
自チームのゴール近くでドリブルで相手を抜く
↓
相手に奪われる
↓
失点する
簡単な例を出しましたが、これらはサッカーをプレーする中で『やっちゃダメな事』に位置付けられます。
なぜ『やっちゃダメな事をやらない』選手が選ばれるのか?
それはサッカーが、ミスの多いスポーツだからです。
サッカーの試合で相手に勝つという事は、ミスをしないという事です。
もちろんそんな事は不可能ですから、極力ミスの少ない選手や危険な選択をしない選手が好まれるのです。

『やっちゃダメな事をやらない』と簡単な例で説明しましたが、この判断が正確な選手がサッカーIQが高い選手と言われる子たちになります。
そしてこのように判断に優れた子というのは、トレセンのセレクションで好まれる傾向にあります。
もちろん絶対に受かるとかではないので、アドバイス感覚で「なるほどな~」くらいで留めておいてください。
トレセンに選ばれないとプロになれないのか?
ここまで解説してくると、トレセンが特別な子供だけが入れるエリートクラスに聞こえてくるかもしれません。

やっぱりトレセンに選ばれないと、プロサッカー選手にはなれないのですか?

そんな事ありませんよ。トレセンはあくまで現段階での能力で決めているだけです‼
トレセンはプロになる道ではなくて、ただの通過点です。
もちろん伸び悩む子もいれば、育成年代時にまったくトレセン活動に選ばれなかったのに、プロで活躍している選手も多くいます。
トレセンの事を気にするだけ時間も気力も無駄にするので、気にせず子供を信じて日々応援してあげましょう‼
育成年代時にトレセン活動に参加していないのに活躍している選手
- 遠藤航:リヴァプール
- 伊藤純也:スタッド・ランス
- 内田篤人:元日本代表
- 長友佑都:FC東京
- 岡野雅行:元野人で日本を初のW杯に導いた男
これだけのスター選手もトレセン活動には縁がなかったのですから、気にする必要ありません。
まとめ
今回は、ママでも分かる!をテーマにサッカートレセンについて解説してきました。
トレセンは地区により異なることが多いので、参考程度に留めておいてください。
では私が子供を県トレセンまで合格させることが出来た、秘訣と言うと偉そうですが…
秘訣というかアドバイスをお教えします。
それはJ下部組織のコーチからのアドバイスを実践したからです。
それはどんなアドバイスかというと、『プロの試合をフルで見る』これだけです。
「YouTubeでスーパープレー動画ばかり見ている子は、上手くならない!」
その言葉を言われて衝撃を受けましたね…
子供もフルの試合を見るようになってから、かなりサッカーに対して考え方やプレーの質が変わりました。
スーパープレー集などは切り抜かれていて、全体像が見えないのであまりオススメしません。
逆にフルの試合を見ながら、
「あの選手はなんでココにいるんだろう?」
「あの選手はなんでこんなプレーをしたんだろう?」
そんな疑問が出てきます、それがサッカーを考えることに繋がり。
上達やサッカーIQを高めることに繋がるのです。
『本物を見て、本気になって、本物になる‼』
公立高校からプロを50人以上も輩出した、県立大津高校の平岡総監督のお言葉です。
子供のサッカー上達に一番の近道は、本物の試合を見せる事です。
海外でもボールボーイをしていた子供が、将来プロのサッカー選手になることはよくある話です。
皆さんも子供と一緒にサッカー観戦して、子供と一緒になって成長していきましょう‼
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ABEMAでは、プレミアリーグとブンデスリーガの世界トップクラスの選手達が見放題です‼是非この機会に子供と一緒に、世界トップクラスの試合を観戦してみてください‼
今回のブログがサッカー育成する保護者の方に少しでも役立てば幸いです。
それではまたお会いしましょう‼

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